2日目、午後ローマ市内観光

サンピエトロ大聖堂

324年、コンスタンティニス帝が聖ペテロの墓上に建立し、1506年から120年
かけて1626年に完成したカトリックの総本山。
ミケランジェロが設計した高さ132,5mのクーポラ(円蓋)の窓から差し込む光
の影の神々しさは神秘的である。
また、聖堂内は6万人収容でき、奥行きは216mあり、その壮大さに息を呑む。
ピノ神父

サンピエトロ寺院に行くと、この神父に会うため何十万人もの信者が今ローマーに来て
いて、そのための準備をしていた。
しかし、こんな人世界史でも聞いたことないし、いったいどんな人なのか全く分からなか
った。ただバチカン広場に並べられていた椅子の数からして只者ではないと思った。
後日、TVでこの人のことを少しやっていた。なんでも額に十字架を浮き出させることがで
る特殊な能力を持っているらしい。その番組は、現代のエクソシストについでの番組だっ
たような気もするが、はっきりしない。
しばらく、そのまま放置していたが、最近気になったのでネットで調べてみた。


1887年に生まれ、24歳で神父になり、31歳で聖痕(聖なる傷)を受けた。
イエスから聖痕を受けたことによりイエスと同じ受難の道を生き、1968年81歳でこの世
を去った神父。予言能力があり、多くの人々の病気を癒し、悪魔からの迫害も受けていた
らしい。やはりエクソシストの人なのか。

結局、あの日の集会は何だったんだろう?
トレヴィの泉

1762年完成した三叉路(トレヴィ)に位置するローマ最大の噴水。噴水には海神ネッ
プチューン、その脇には馬を操る2人のトリトン(子供)のバロック彫刻が施されている。
後ろ向きになってコインを投げ入れると再びローマに舞い戻ってくる伝説があり夜はラ
イトアップされ幻想的でロマンチックな噴水。
前回コインを投げ入れたためか今回再びここに来ることができた。
夕方、スペイン階段を上った所で、画家に2人の絵を描いてもらった。
K子の方は、本人以上に上手に描いてもらったが、自分の方は本人以下(?)で、すごく
ブサイクに描かれてしまった。
K子は、その絵の自分をそっくりだというが、俺はそうは思いたくない。
もう2度とこの手の似顔絵は描かさせないと心に誓った
その後、夜のローマを散策
3日目、ハスラールーフでランチ

午後、真実の口
K子の方は、本人以上に上手に描いてもらったが、自分の方は本人以下(?)で、すごく
ブサイクに描かれてしまった。
K子は、その絵の自分をそっくりだというが、俺はそうは思いたくない。
もう2度とこの手の似顔絵は描かさせないと心に誓った
ここにくるとやはりローマの休日と同じことをしてしまう。
K子は、はじめ、鼻の中に手を入れていた。
いいアイデアだと思った。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

ベネチア広場の北に位置する、エマヌエーレ2世のイタリア統一を記念して1911年
に完成された記念堂。
フォロ・ロマーノ

コロッセオの西に広がる古代ローマの政治、経済、司法の中枢のエリアの遺跡群。
約千年にわたって栄えたフォロ(公共広場)に凱旋門、元老院など50を越える遺跡
が残っている。
コロッセオ

西暦80年にティトゥス帝が完成させた巨大な(高さ約50m、周囲527m、収容人
員約5万人)円形競技場の遺跡。
古代ローマ時代では、6世紀前半まで奴隷と猛獣の死闘など残酷な催し物が行
われていた。
スペイン階段

17世紀、スペイン大使館が手前の広場にあったことからこの名がついた。
また「ローマの休日」のオードリ・ヘップバーンのジェラードのシーンでも有名な階段。
階段の上には、トリニタ・デイ・モンティ教会があり、階段手前には、バルカッチャの
噴水がある。
今回は6月に訪れたが赤と白の椿が咲き乱れとてもきれいだった。
映画ローマの休日と違い、ヘルメット無しでのスクーターの2人乗りや、スペイン階段で
ジェラードを食べるのは禁止されているので注意。
4日目、パリ市内観光

凱旋門

1836年フランスの勝利をたたへナポレオンの命により建造。
その後、第一次世界大戦の勝利の行進やナチスドイツのパリ進軍など数々の歴史を
見てきた。
高さ50m、幅45mで、屋上からは、パリの街並みが眺められる。門の下には、無名
戦士の墓がある。
無名戦士の墓
凱旋門の屋上からの風景
遠くにサクラクール寺院が見える。
凱旋門からパリの街並みを見渡すとパリの街は、美しく放射状になっていることが
よく分かる。
遠くにニュー凱旋門などパリの近代都市エリアが見える。 
エッフェル塔

1889年パリの万博のために建設された高さ300mの巨大な鉄製の塔。当時は、パリの
外観を損ねるということで反対意見も多かったが、現在では凱旋門と並ぶパリの象徴とな
っている
昼間は、まさに鉄の塔だが、夜はライトアップされ黄金の塔に見える。
ノートル・ダム寺院

セーヌ川沿いに立つ、ゴシック建築最高傑作の寺院。1163年より約200年の歳月を
かけて完成された。正面と南北にバラ窓とよばれる丸い大きなステンドグラスがあり、
ブルーのものは、13世紀の傑作である。またこの寺院は、ナポレオンの戴冠式やジャ
ンヌダルクの審判の場所としても有名。
ノートルダムとは聖母マリアを意味する。
実際に教会内に入ると、そのステンドグラスの美しさに心を奪われる。単に大きいだけ

でなく内装もすばらしくゴシック建築最高傑作の寺院にふさわしい。
バラ窓
モンマルトル

標高130m、パリ市街が一望できる小高い丘。ここには、今も古き良き時代のパリの香り
が漂う。テルトル広場には、無名画家が観光客相手に似顔絵を描いたり絵画を売ったりし
ている。まわりには、カフェやレストランが並び賑やかである。

サクラクール寺院

モンマルトルの丘に建つ美しい白亜の寺院。1910年完成。
高さ80m。ドームの頂上からは、パリの景色が一望のもとに見渡される。
 
セーヌ川に架かるいくつもの美しい橋や、自由の女神、ライトアップされたノートルダム
寺院、オルセー美術館、エッフェル塔などセーヌ川沿いの建物を鑑賞できる。
とくに夜がおすすめ。
今回は、念願叶って二人で参加したが、正直ツアーで初めて参加した時のほうが新鮮

で感動した。
5日目、ベルサイユ宮殿

太陽王ルイ14世の命により1661年着工され1710年に完成したパリの西20kmに位
置する華麗な大宮殿。宮殿内には、ルイ14世により造られたフランス・バロック建築様
式の壮麗な「鏡の間」「王室礼拝堂」やルイ15世によって造られた「王室オペラ劇所」な
どたくさんのみどころがある
消防団のストライキ
ストライキのみなさんと
ラトーヌの泉水
アポロンの泉水
ベルサイユ宮殿内の、この店でランチする。
戦争の間
鏡の間

ストライキの影響で、その後の入場者がいなくて、ほとんど貸切状態で鏡の間を鑑賞でき
て幸運だった。
マリー・アントワネットの寝室
平和の間
王室礼拝堂
戦史の回廊
ルーブル美術館

「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」など30万点以上もの所蔵を誇る世界一の美術館。
この建物は、12世紀に要塞として建てられた後、歴代の国王によって300年かけ
て完成された。18世紀末に美術館となった。
今回もルーブルを鑑賞したが、やはり、まだまだ見きれない。
サモトラケのニケ
モナ・リザ
メデューズ号の筏
キューピッドとプシケ
サンロマーノの戦い
ミロのヴィーナス
アッシリアの人頭有翼の雄牛像
美しき女教師
ラファエロ作
六人の天使に囲まれた壮厳の聖母
ハンムラビ法典碑
シャンゼリゼ大通り

凱旋門からコンコルド広場まで続く世界を代表する大通り。
通りには、カフェ、レストラン、高級ブティク、などが立ち並び、夜にはライトアップされた
凱旋門が浮かび上がり、これぞパリと言えるストリート。
6日目
セーヌ川のほとり、パリ・アメリカン・チャーチでの結婚式

3375本のパイプオルガンの音色、美しいシャンデリア、ステンドグラスの光が
幻想的な、セーヌ川左岸にたたずむブランボワイヤン様式の重厚な教会。
自分達は、ワタベウエディングを通して式を挙げた。
ワタベウエディングは、シャンゼリゼ通りの凱旋門のすぐ近くにあり、式の前にここで、
メークやウエディングドレスの着付けをする。
その後、車が、シャンゼリゼ通りに横付けされ、凱旋門をバックに車に乗り込みアメリ
カンチャーチに向かう。
途中、セーヌ川を渡る際、右手にエッフェル塔が見られる。
まさにパリの街の中で挙式を挙げる雰囲気に包まれる。
教会までは、約10分で到着する。
教会に到着すると式の前にビデオや写真撮影、書類の記載、結婚式の打ち合わせを
し、いよいよ式本番を迎える。
神父さんの言葉は英語で、自分達の返事の言葉も英語だが心配ない。
要は、どんな時でも一生涯相手のことを愛するかと尋ねられたら、正直に、はい(I will)
と答えればよい。
式はあっという間に済んでしまった気もするが、それでも美しいステンドグラスの光の中

で力強く「I will」と答えたシーンは鮮明に残っている。

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